2007/11/28のメール

2007/11/28   22:30
大江 康弘
相馬市視察 と地方の道路事情
昨日、国土交通委員会の視察で福島県相馬市に行ってきた
地元、立谷(たちや)相馬市長にお世話になった

立谷市長との出会いは約2年前。私のふるさと和歌山県白浜町(白浜温泉と 言えばどこだかわかっていただけると思うが)で町長選挙があり、この選挙に遙々福島県から応援に来られた。 私の支持する現職の町長が「立谷」さん、こちらは「たちたに」と発音するが、この二人は名字が同じで意気投合、 これがきっかけだ
今回の視察は、私が座長を務めている「道路特定財源小委員会」に 立谷市長さんが陳情に来られ(暫定税率を維持)、また今週の29日にはその委員会に講師としてお招きをしている。
さて相馬市は人口約4万人で、福島県の『会津』『中通り』『浜通り』と 言われる3つの地域の海側寄りで、その北側の宮城県に近いところである。
重要港湾相馬港は物流拠点として、大きな役割を担っている
そのお陰で、IHIが航空機用(主にボーイング)のジェットエンジンの
タービンやロケットターボポンプ等を製造している。
またエムセテック(株)は太陽光発電を利用して環境対策の一助を
担っている会社で、両方とも大きな工場であった。
しかし最近は、コンテナ(40フィートと大きく)も大型化し、せっかく積荷を降ろしても、道路が通れない箇所が多く道路としての機能が発揮
されていない
そして、アクセス道路も決して良くはなく、せっかくの企業誘致をしてもマイナス面ばかりが目立つ
地方の自治体や田舎の共通した環境だが、今回の視察の目的も
道路事情の実態調査だった。
JR福島駅を降りて幹線道路、国道115線を東へ向かう『霊山道路』『阿武隈東道路』と呼ばれる2つの区間が難所であり、昨年には 災害で通行止めが30日間だったとか
住民の生活機能に大きく障害を与えた
立谷市長は医師であり、特に救急患者は県都の病院までの搬送で、命の危機にさらされた事も多かったとか
多かれ少なかれ地方はこのような実状だ。
とりわけこのような地域こそリダンダンシー(代替性)が求められるが充分ではない。
そもそもリダンダンシーとは、例えば交通ネットワークで言えば自然災害や交通事故などで、ある区間が遮断されてもネットワークの多重性によって迂回路が生まれ、連絡機能が維持されることを 言うが、地方においては全くこのリダンダンシーの機能が備えられていない。
このような実状をみても地方は、道路整備など全くまだまだ不完全 なのである
いよいよ道路特定財源も来年3月末で期限切れの中、しっかりした 方向を出さねばならない、まだまだ日本は成熟した車社会を作り
上げていない中、道路のネットワーク作りは大きな課題、まさに地方の生き残りはこの一点(道路整備)に掛かっていると言っても過言ではない。

 
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